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第61〜70回研究会の概要(実施済)

 


※過去の研究会の資料をご希望の方は、ご請求いただければお送りします。送付先ご住所、ご氏名、ご希望される研究会のテーマをお知らせください。(おそれいりますが、送料およびコピー代実費のご負担をお願いします。資料の中に振込用紙を同封しますので、そちらでお支払いください。いずれも1回あたり1000円以下です。)



バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第70回研究会

日 時:2007年3月30日(金)18:30〜20:30
講演者:藤野 純一(国立環境研究所 地球環境研究センター 主任研究員)
テーマ:『2050低炭素社会シナリオにおけるバイオマス利用の位置づけ』
会 場:環境パートナーシップオフィス

脱温暖化2050研究プロジェクトでは、地球温暖化により惹き起こされる深刻な温暖化影響(水不足や食糧生産への影響から海洋大循環の停止など一度起きたら元 に戻せない影響まで)を回避するためには、気温上昇を産業革命以前から全球平均で2℃までの上昇、2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量を1990年レベ ルに比べて50%削減、先進国である日本は60−80%削減しなければならないので はないかとの前提で、日本を対象にした低炭素社会が果たして描けるのか?世界 にどう働きかけたらいいのか? を研究しています。

※今回は、その2050低炭素社会シナリオの詳細や、わが国におけるバイオマス利用 の位置づけについてお話いただきました。2050年に日本低炭素社会をデザインする ことは可能だが、実際にどのように組み立てたらよいのか、その中でバイオマスはどのように位置づけられているのかについて議論しました。

<ご参考>
http://www-cger.nies.go.jp/qa/2/2-2/qa_2-2-j.html
http://www-cger.nies.go.jp/cger-j/c-news/vol16-12/vol16-12.pdf#page=2
http://www.geocities.jp/jfuji55/200610-LCS_JF.doc

 

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第69回研究会

日 時:2007年3月13日(火)18:30〜21:30
講演者:フロリアン・クラクスナー(Florian Kraxner)氏
テーマ:『温暖化対策としての森林管理とバイオマス利用』
会 場:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室A

※オーストリアの森林管理研究者で、国連のFSC認証の世界動向に関するレポー トの執筆者でもあるクラクスナー氏は、森林管理とバイオマス利用を温暖化対策として結びつけ、持続可能な地域構築をどのように行うかについて研究されてき ました。

※当日は、日欧の比較と、高知県梼原町における調査実施の結果などについてもご講演いただき、参加者の方々と議論しました。 なお、国立環境研究所の山形与志樹氏に逐次通訳および解説をしていただきました。


シンポジウム「アジアに迫る温暖化と低炭素ネルギー開発〜バイオ燃料、水力発電CDM、天然ガス開発の持続可能性を問う〜」

日 時:2007年2月8日(木)11:00〜18:00
会 場:JICA地球ひろば 3F講堂(東京都渋谷区広尾4-2-24)
内 容:基調講演T ギンティン氏(FoEインターナショナル)  
    
 基調講演2 柏木 孝夫氏(東京農工大学大学院教授)
      セッション1セッション1: 水力発電とCDM  
     セッション2:バイオ燃料と持続可能性  
     セッション3:天然ガス開発
      パネルディスカッション
主 催:国際環境NGO FoE Japan、財団法人 地球・人間環境フォーラム、 NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク

※シンポジウム詳細は、こちらをご参照ください。

 

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第68回研究会/新年会

日 時:2007年1月5日(金)17:30〜19:30     19:30〜新年会
講演者:吉田愛梨(NPO法人九州バイオマスフォーラム理事長)
     松田直子(薪く炭くKYOTO代表、(株)HIBANA代表取締役)
     泊みゆき(NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事長)
テーマ:『2007年新春鼎談:日本のバイオマス利用のここが間違っている!?』
会 場:環境パートナーシップオフィス(東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)

※第68回研究会は、新春特別企画として、今、バイオマス利用の最前線で活躍する三人の女性が2007年日本のバイオマス利用の課題と目指すべき方向性について、 会場の参加者の皆さんと一緒にディスカッションしました。

※関心も高まり、取り組み例も増えてきたけれど、どこかおかしい日本のバイオマス利用。新年早々から遠慮忌憚ないディスカッションを行いました。

※研究会の後、近くのオーガニックレストランで新年会を行いました。30名あまりの参加をいただき、大いに盛り上がりました。

 

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第67回研究会

日 時:2006年12月1日(水)19:00〜20:30
講演者:笠松和市氏(徳島県上勝町町長)
テーマ:上勝町の地域資源有効活用の歩みと秘訣
会 場:農学部2号館化学3番教室(1F)

※第67回研究会は特別企画として、徳島県上勝町長講演会を開催しました。

※今年度の夏の学校の開催地でもあり、いまや、「いろどり」で国内のみならず世界的に著名になった徳島県上勝町ですが、10数年前までは典型的な山村として 疲弊の一途をたどっていました。それが、今やゼロ・ウェイスト計画や地域資源の商品化に成功した「いろどり」、地域観光の拠点温泉に配備された木質バイオ マスボイラーなど日本一元気な地域としてその名前は世界にとどろいています。

※今回、上勝町行政の責任者であり、(株)いろどりなどの第3セクターの社長も兼任する町長の笠松和市氏を迎え、上勝町の歴史を踏まえた山と人のかかわり、 地域資源の有効活用とは何か、そして、各地で苦戦が続く地域第三セクターを成功させる秘訣は何か等を語っていただきました。

※地域でのバイオマス利用を考える上で最もよいお手本ともいえる上勝町の基本理念を中心にご紹介いただきました。

 

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第66回研究会/第3回南米セミナー

日 時:2006年11月30日(木)18:30〜20:30
講演者:泊みゆき(NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事長)
     
小池洋平(ジャパン・エコロジー・プロダクション代表取締役)
テーマ:『ブラジル・エクアドル出張報告〜エタノール工場と持続可能な地域発展モデルとしてのコタカチの試み』
     『フランス麻産業視察ツアー2006報告』
会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター     

※今年8月から9月にかけて、泊はブラジル サンパウロ郊外のサトウキビからのエタノール工場、『アマゾンの畑で採れるメルセデス・ベンツ』で紹介されたポエマ計画事務局、日本・ブラジル環境フォーラムそして持続可能な地域発展モデルとして知られるエクアドルのコタカチ郡等を訪れました。

※南米各地でのバイオマス利用、自治体における直接民主主義制度「民衆議会」など持続可能な発展に向けての取組みの現状と課題を報告しました。

※また小池氏からは、9月に行われたフランスの産業用麻種子の開発・管理・販売会社、農業生産・一次加工農業法人、天然繊維複合強化樹脂製造会社、石灰メーカーなどを視察した結果の報告を行います。生産から加工・販売までの一貫したフランス麻産業の現況と、日本での麻産業の可能性等について発表していただきました。

 

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第65回研究会

日 時:2006年10月18日(水)18:30〜20:30
講演者:嶋田俊平/相川高信(薪く炭くKYOTO)
テーマ:『日本の森林を育てる薪炭材利用キャンペーン〜FS調査結果と今後の 展開について』
会 場:環境パートナーシップオフィス 

今の日本の森林は、針葉樹人工林もかつての薪炭林も「木づかい」の循環が途切 れて、手入れが行き届かずに全国的な森林の質的劣化を招く一方で、海外から違 法伐採を含む持続性に疑問のある大量の木材が輸入されています。 他方では、質的な暮らしの豊かさを求めるスローなライフスタイルへの要望が高 まりつつあります。

※火は、単純にエネルギーとして使われるだけでなく、芯から 身体を温め、炎の揺らぎが心を癒し、家族や周りの人々との関係を和ませ、調理 の際には素材のうまみを引き出し、祭事では日本の伝統的な和の文化と神秘さを 演出するなど、多彩な豊かさをもたらしてくれます。

※京都で木質バイオマス利用促進にとりくむ「薪く炭くKYOTO(しんくたんく きょうと)」は、平成16年度環境省NGO/NPO・企業の環境政策提言に「日本の森 林を育てる薪炭利用キャンペーン」を提案して優秀提言に選ばれ、先日、実現可 能性調査(FS調査)をまとめました。 この「日本の森林を育てる薪炭利用キャンペーン」は、薪や炭を用いた火を積極 的に取り込むことで生活環境や地域社会の持続性を高め、ひいては人間としての 豊かな暮らしの実現に向けて、持続可能な薪炭利用を保証する生産・流通・消費 システムの構築に向けた調査研究および普及活動を目的とするものです。

※当日は、日本の薪炭利用のブレークスルーを目指すキャンペーンの目的、経緯、 調査結果、今後の展開について詳しくお話いただきました。

 

日本のバイオマス利用促進シンポジウム2006(東京会場)

日 時:2006年9月8日(金)13:00〜16:00
内 容:
 「ヨーロッパのバイオマス・農業政策について」クリスチャン・ルノー(A.N.D-INTERNATIONAL 上級研究員)    
 「日本企業のバイオマス先進事例」
    バイオマス・プラスチックの製造 大野孝(アグリフューチャー・じょ うえつ(株)代表取締役社長)
    木質断熱材の可能性について 西方里見(西方設計・一級建築士)
場所:日仏会館ホール

※従来の経済社会が化石燃料、鉱物、ウランを中心とした再生不可能な資源利用 と海外資源依存型であるのに対して、21世紀の経済社会では、木や草や有機系廃 棄物などのバイオマス(生物資源)を中心とした資源の循環利用と地域資源活用 型へ移行していくことが望まれており、2002年末に閣議決定されたバイオマス ・ニッポン総合戦略においても、その利用拡大が期待されています。

※日本におけるバイオマスには、藁、葦、竹、麻、イグサなどがあります。これらは、歴史的、文化的に生活に用いてきた自然素材ですが、石油由来製品によって駆逐されてしまっています。  

※本シンポジウムでは、海外の政策と先進事例に学び、日本の伝統的な自然素材 である和紙原料の楮(こうぞ)、沖縄の月桃(げっとう)、麻などの活用につい て新しい知見をもたらすことを目的に開催します。  

※今回、EUのバイオマス・農業政策の専門家のクリスチャン・ルノー氏を招き、 ヨーロッパやフランスの先進事例を学ぶ貴重な機会となりました。

※東京会場のほか、札幌および岐阜でも同様のシンポジウムを開催しました。

 

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第64回研究会/日本・ブラジルネット ワーク第2回南米セミナー

日 時:2006年7月10日(月)19:00〜21:00
講演者:吉高 まり(三菱UFJ証券CDM/JI主任研究員)
テーマ:『ブラジルにおける持続可能なCDM最新状況』
会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター

※京都議定書第一約束期間開始を2年後に控え、日本でもバイオ燃料の輸入政策を 本格化させるなど、各国の温暖化対策が活発化してきています。 しかし、途上国でのオイルパームやサトウキビなどの急速な生産拡大は、広大な 森林を伐採してのプランテーション造成など、現地の生態系や社会への負のイン パクトを招きかねないことは否めません。

※それに対し、途上国での持続可能でロー カルな利用を支援し、それによって温暖化ガス削減クレジットを獲得するCDM (クリーン開発メカニズム)の方法が注目されています。

※そこで今回は、吉高まりさんより、ブラジルにおけるひまし油(トウゴマ)のバ イオディーゼル利用や木質バイオマス等のCDM案件の事例の最新状況、今後の 課題などについてお話いただきました。

 

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第63回研究会

日 時:2006年6月17日(土)14:00〜15:30
講演者:泊 みゆき(バイオマス産業社会ネットワーク理事長)
      満田夏花氏((財)地球・人間環境フォーラム主任研究員)
      福代孝良氏(日本・ブラジルネットワーク代表)
テーマ:『輸入バイオマスと持続可能性〜持続性確保のための基準づくりについての提案』
会 場:環境パートナーシップオフィス

※今年度より温暖化対策として、パームオイルやバイオエタノールなどのバイオマス燃料の輸入が本格化しようとしています。しかし従来から、例えばオイルパームプランテーションの造成や生産過程においては、森林伐採、土地の強制収用、 児童労働、残渣による水質汚染・メタンガス発生といった問題が指摘されています。

※この点について、(財)地球・人間環境フォーラムの満田夏花氏から詳しいお話を伺いました。 さらに、日本政府が導入を目指しているバイオ燃料のほとんどを占めるブラジル産エタノールの環境的・社会的影響について、現地の情報に詳しい日本・ブラジルネットワーク代表の福代孝良氏よりお話いただきました。

※今後、日本がバイオマス資源を輸入することで、その原産地の生態系や社会に悪影響をで きるだけ及ぼさないようにするにはどのよ うな方策が考えられるか、参加者の方々とともに活発な議論が行われました。

 

バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第62回研究会

日 時:2006年5月30日(火)18:30〜20:30
講演者:岡田久典(バイオマス産業社会ネットワーク副理事長)
テーマ:『BIN独自のバイオマスの利活用ガイドラインづくりにむけて』
会 場:環境パートナーシップオフィス     (東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)

※バイオマスの利活用への取り組みは全国で試みがはじまっていますが、まだまだ 定着にはほど遠いのが実情です。バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)として は独自の「バイオマス利活用ガイドライン」づくりを進めたいと考えています。

※当日は、1)BINの活動を通してみた各バイオマス分野の動向 2)おぼろげな がら見えてきたバイオマス利活用事業成功のポイント(BIN版) 3)BIN独自の 「バイオマス利活用ガイドライン」づくりの方向性 の順で、その提案のベース となる報告を行いました。


バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第61回研究会

日 時:2006年4月19日(水)18:30〜20:30
講演者:新井毅氏(農林水産省大臣官房環境政策課資源循環室室長)
テーマ:『バイオマス・ニッポン総合戦略改正の背景とポイント』
会 場:環境パートナーシップオフィス(東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)

バイオマス・ニッポン総合戦略が2002年末に策定されてから丸3年がたち、その間の取組みや情勢の変化を踏まえて、2006年3月、改定されました。 新井室長には、バイオマス・ニッポンの今回の改訂で、どのように変わったのか、 その背景、今後の政策はどのように行われていく見込みなのか等を中心にお話い ただく予定です。

※ほぼゼロに近かったバイオマス政策を大きく前進させるきっかけとなった一方、 様々な課題も浮かび上がってきたバイオマス・ニッポン総合戦略について、参加者の方々とともに活発な意見交換が行われました。