T 制度・法律の動向
クリーン開発メカニズム(CDM)への取り組み
京都議定書批准を受け、2002年7月、政府地球温暖化対策推進本部は、クリーン開発メカニズム(CDM)、共同実施(JI)プロジェクトの承認機関「京都メカニズム活用連絡会」の設立や、政府としてのプロジェクトへの支援体制を決定した。*
 10月には、豊田通商が民間企業として初めて、ブラジルでの鉄鋼生産の還元材に木炭を使うプロジェクトで、CDMの活用承認申請を経済産業省に出した。
 その他、三菱証券によるタイでもみがらを使った発電プロジェクトや、電源開発がタイで廃材を燃料とする発電事業に乗り出すなど、民間企業によるバイオマス利用を含めたCDMに関連した取り組みが始まっている。
 また11月には、CDM排出権取得に必要となる削減効果の評価・検証を行う第三者機関の登録申請を、トーマツ審査評価機構、中央サステナビリティ研究所、日本品質保証機構、日本環境認証機構、朝日監査法人の5社が行っている。
* 平成14年7月19日 経済産業省環境政策課発表

 
 
   

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