バイオマス関連記事2003年2月


■「納豆樹脂」で九大助教授がベンチャー設立

 九州大大学院農学研究院の原敏夫助教授は、3月にベンチャー「ハラテック」を設立、納豆の糸のネバネバ成分からつくった樹脂を、化粧品などの原料として販売する。
 原助教授は94年、納豆の糸の成分「ポリグルタミン酸」に放射線をあてて固め、砕いて粉末にし、「納豆樹脂」と命名して特許を取得。耳かき1杯分の量で数リットルの水を固め、2週間ほどで分解する。化粧品の保湿成分として利用する。焼却処分が不要な紙おむつや食品容器を試作する一方、樹脂を養分と植物の種子と混ぜてまくことで中国の砂漠を緑化する計画を進め、茨城県の霞ケ浦で基礎実験に成功した。

(朝日新聞ニュース速報 2003年2月11日)

 

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