バイオマス関連記事2003年7月


■静岡大の佐古教授、超臨界水技術実用化実験開始へ

 静岡大工学部の佐古猛教授(化学工学)は7月15日、超臨界水と呼ばれる高温高圧の水を用いて家畜の排泄物を迅速に処理でき、同時に発生する熱を発電に再利用する技術を開発したと発表した。近く農水省の補助を得て発電施設の実用化に向けた実験を開始する。
 研究結果によると、600℃、150気圧の超臨界水内に排泄物を入れると、悪臭や有害物質を発生せずに完全燃焼し、二酸化炭素と窒素ガスと水に分解された。処理時間も15分程度で、排泄物1トンあたり800kWhの発電量と取り出せるという。

(共同通信 2003年7月15日)

 

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