バイオマス関連記事2003年10月

■RPF ジレンマ抱える成長市場

 廃プラスチックと紙ごみを加工した新燃料「RPF」が注目されている。原料が産業廃棄物主体で異物混入が少なく熱量も高いため、従来の石炭やコークスなどの化石燃料から転換する動きが産業界で進んできた。王子製紙は現状で年間3万tだが、2005年以降は最大60万t規模の受け入れ可能。日本製紙も5年後に14万tの使用量を見込む。一方で製造各社は原料確保が共通課題となっており、容器包装リサイクル法関連の廃棄物のサーマル利用解禁を望む声も出ている。また、今年3月には、日本RPF工業会が設立されている。

(日本工業新聞 2003年10月20日)

 

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